皆さんは定期的に健康診断を受けていますか。
若い時はまだしも、ある程度年齢を重ねたら健康診断は欠かせませんよ。
今回の検診で妻ががんにかかっていることが判明し、私たち夫婦はそのことを身を持って痛感させられました。
あまりにも突然の知らせ
先日、夫婦で健康診断を受診するため、事前に申し込んだ病院へ足を運びました。
当日はスムーズに検査が終わり、やれやれという思いで帰路に着くと、数週間経過したある日に突然病院から電話が。
「マンモグラフィーの結果、奥様に疑わしい部分が見つかりました」と……
あまりに突然の知らせに状況を把握しきれない妻は、多少オロオロした様子で病院との電話のやり取りを私に説明します。
そのやりとりについて説明された私自身も、そのことを素直に受け入れることができません。
ひとまず、医師から直接詳しい説明を聞くため、翌日二人で病院へ直行しました。
病院までの道中、私は「とにかく何かの間違いであってくれ」と願うのが誠意一杯でしたね。
しかし、その願いも虚しく、医師からは妻に乳がんの疑いがあることが伝えられてしまいました。
乳がんの宣告
担当した医師から「こちらの病院では詳しい検査ができないので、別の病院を紹介します」と言われ、後日、紹介された別の病院で診察を受けることに。
すると、担当の女医さんから「95%の確率で乳がんの疑いがあります」ときっぱり伝えられました。
話では聞いていましたが、確定ではないものの近頃は躊躇なく「がん宣告」がなされるのですね。
診察の後には、胸に注射を刺して細胞を採取。2週間後に詳しい結果がわかるとのことで、その日は一旦病院を後にしました。
その後の2週間は、まさに「暗黒の2週間」でしたね。
「もしひどい状況だったらどうしよう」などと、私は悪い方へと思いを巡らしてしまいます。
一方、妻自身は見る限り普段と変わりなく振る舞ってはいましたが、妻の心の底を想像すると苦しいのは間違いなく、あえて明るく振る舞う妻が不憫でなりませんでした。
暗黒の2週間が過ぎ、再び女医さんの元に。
すると「乳がんであることに間違いありませんが、ごく初期であり簡単な手術で取り除くことができます」と。
さらに「転移の心配はなさそうだが、念のためそちらの検査もしておきましょう」と言われました。
今後の検査結果次第ですが、ひとまず初期の可能性が強いということを聞き、ひとまず2人は胸を撫で下ろしました。
そして、検査予約を終えて病院を後にしました。
一緒に居れることの大切さ
妻のがん宣告を受けて感じたのが「当たり前の日常がどれだけありがたいことか」という事。
夫婦の会話ができること、一緒に食事が楽しめる事、2人で気ままな旅行ができること、これらのことはお互いが生きていなければ成り立ちません。
一緒に生活していれば、時には喧嘩したり、相手のことが憎らしく感じたりすることはありますよね。
しかし、パートナーを失うことと比較すれば些細なことに過ぎません。
妻のがん宣告を前向きに捉えて、感謝の気持ちで毎日を過ごしていきたいと思った次第です。
ひとまず検査を受診して
長らく検診を怠っていらっしゃったら、とにかく一度病院に足を運んでみてください。
何事もなければ一安心。もし何か病が見つかれば、早めに治療することで大事にならない可能性が高まります。
今回の私たちもとても気軽診察を受けましたが、まさかこんなことになるとは夢にも思いませんでした。
でも、早めに判明してとてもラッキーだと心底感じています。
思い立ったらすぐ行動を起こすことが肝心です。手遅れになる前に、まずは検査を受けてみてはいかがですか。
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